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たすけ合いの心でハンドルを
視点

最近、背筋が寒くなるような交通事故が頻発している。去る4月12日午後1時すぎ、観光客で混雑する京都市祇園付近の交差点に軽乗用車が突っ込み、横断歩道などを歩いていた男女18人を次々とはねた。女性5人と男性2人が死亡、残る11人も重軽傷を負い、運転していた男性(30歳)も死亡した。

また、4月23日朝、京都府亀岡市の府道で、集団登校中の児童9人と保護者の女性の列に、無免許の少年(18歳)が運転する車が突っ込み、3人が死亡。7人が重軽傷を負った。京都府警は、運転していた少年を自動車運転過失傷害の疑いで現行犯逮捕。同乗していた少年2人も道路交通法違反(無免許運転幇助)の疑いで逮捕。さらに、事故前日に無免許で事故車を運転していたとして、無職少年2人を道交法違反容疑で逮捕した。

さらに4月29日早朝、群馬県藤岡市の関越自動車道上り線、藤岡ジャンクション付近で、ツアーバスが防音壁に衝突し、大破した。この事故で7人が死亡し、2人が重体、12人が重傷、25人が軽傷を負った。群馬県警は5月1日、運転手(43歳)を自動車運転過失致死傷の疑いで逮捕した。運転手は居眠りをしていたという。日本の高速道路の単独車両による事故としての死者7人は前例がない。

祇園の事故の運転者は持病の発作を起こした可能性があり、亀岡の事故は無免許運転という重大な犯罪だ。また、関越道の事故は運転手の勤務状況やツアーバスの法整備などの問題が検証中で、それぞれの事故には特殊な事情があって、ひとくくりに論じることはできない。

しかし、ハンドルを握る身として、あらためて自動車の便利さとは裏腹にある、一つ間違えば凶器ともなる事実を突きつけられた気がしてならない。

実際、運転していると、さまざまな場面に遭遇する。高速道路で、後ろから車が猛スピードで接近してきて、パッシング・ライトを照らしながら追い抜いていく。あるいは脇道から車が突然割り込んできて、思わず急ブレーキをかける。こんなときは、誰でも冷や汗をかくとともに、腹立たしい思いをするものだ。しかし、そんな相手に対抗しても何の意味もないし、その腹立ちを持続しているだけで、自分自身が危険な状況にはまりかねない。車は常に穏やかな気持ちで乗りこなすことが大事なのだ。

最近、運転者同士のコミュニケーションの道具として、よく使われるのがハザードランプである。道を譲ってもらったりしたときに、ウインドー越しに相手の顔が見えれば軽く手を上げたり、会釈したりすれば相手も快く感じるだろう。それと同じように、ハザードランプを1、2回点滅させることで、相手の親切に感謝の思いを表したり、逆に不愉快な気分にさせたときには謝罪の意を表したりすることがある。しかし、ハザードランプ(非常表示灯)の本来の意味からは、あまり多用すると、かえって危険であるという意見もある。

一般道路を運転中に時折気づくことだが、故障などのトラブルがあって、路肩に停車して途方に暮れている車がある。周りのどの車も、急いでいるのか無関心で通り過ぎていく。ある教会長は、そんな車を見かけると、どんなに忙しくても、必ず停車して声をかけることを習慣にしているという。知らない土地で心細い思いをしているときに、たとえすぐにはトラブルが解決しなくても、そんな声かけがどんなにうれしいものかは容易に想像できる。

現在、燃料の高騰や若者の車離れなどの影響で、車社会の拡大が頭打ちになっている感がある。それでも、運転免許保有者数は8000万人を超えて、車なしでは立ちゆかない仕事や地域も多い。

運転するようぼくは、まず車の便利さと怖さを知って、穏やかで優しい運転を心がけよう。そして、運転中のこまやかな気配りが、世界に陽気ぐらしの輪を広げるきっかけとなることを自覚して、たすけ合いの心でハンドルを握ろう。

互い扶け合いやと、口で言うばかりなら、扶け合いとは言えようまい。真の心からの互い扶け合いは一度に受け取る。(おさしづ明治27年2月14日)(安)



(『天理時報』 第4281号、4面記事の一部転載)

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